金沢市議会 > 2019-03-01 >
03月01日-01号

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  1. 金沢市議会 2019-03-01
    03月01日-01号


    取得元: 金沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成31年  3月 定例月議会          平成31年3月1日(金曜日)-----------------------------------◯出席議員(37名)     議長  清水邦彦     副議長  小阪栄進     1番  上田雅大      2番  中川俊一     3番  小間井大祐     4番  坂本泰広     5番  松井 隆      6番  熊野盛夫     7番  大桑初枝      8番  広田美代     9番  源野和清      10番  麦田 徹     12番  前 誠一      13番  高  誠     14番  喜多浩一      16番  下沢広伸     17番  高岩勝人      18番  野本正人     19番  久保洋子      20番  松村理治     22番  黒沢和規      23番  小林 誠     24番  山本由起子     25番  森 一敏     26番  秋島 太      27番  角野恵美子     28番  宮崎雅人      29番  玉野 道     30番  森尾嘉昭      31番  松井純一     32番  中西利雄      33番  澤飯英樹     34番  安達 前      35番  福田太郎     36番  横越 徹      37番  田中展郎     38番  高村佳伸◯欠席議員(なし)◯欠員  11番-----------------------------------◯説明のため出席した者 市長        山野之義   副市長       丸口邦雄 副市長       細田大造 教育長       野口 弘   公営企業管理者   桶川秀志 都市政策局長    松田滋人   総務局長      太田敏明 文化スポーツ局長  嶋浦雄峰   経済局長      吉田康敏 農林水産局長    山田 裕   市民局長      長谷進一 福祉局長      山田啓之   保健局長      西川和昭 環境局長      佐久間 悟  都市整備局長    木谷弘司 土木局長      磯部康司   危機管理監     古 一之 会計管理者     中村弘志   消防局長      清瀬 守 市立病院事務局長  西尾昭浩   財政課長      村角薫明-----------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 事務局長      宮本博之 議事調査課長    小村正隆   議事調査課長補佐  三傳敏一 議事係長      山口賢一   調査係長      八木淳介 主査        喜多泰正   主査        嶋田健治 主査        富川朗人   主査        前田和紀 主任        松田宏志   書記        梶 嵩弘 総務課担当課長   九社前俊一  主査        寺畑 聡-----------------------------------◯議事日程(第1号)  平成31年3月1日(金)午前10時開議 日程第1 天皇陛下御即位30年の賀詞の奉呈 日程第2 議案第57号 平成31年度金沢市一般会計予算      議案第58号 平成31年度金沢市営地方競馬事業費特別会計予算      議案第59号 平成31年度金沢市市街地再開発事業費特別会計予算      議案第60号 平成31年度金沢市公共用地先行取得事業費特別会計予算      議案第61号 平成31年度金沢市工業団地造成事業費特別会計予算      議案第62号 平成31年度金沢市住宅団地建設事業費特別会計予算      議案第63号 平成31年度金沢市駐車場事業費特別会計予算      議案第64号 平成31年度金沢市国民健康保険費特別会計予算      議案第65号 平成31年度金沢市後期高齢者医療費特別会計予算      議案第66号 平成31年度金沢市母子父子寡婦福祉資金貸付事業費特別会計予算      議案第67号 平成31年度金沢市介護保険費特別会計予算      議案第68号 平成31年度金沢市ガス事業特別会計予算      議案第69号 平成31年度金沢市水道事業特別会計予算      議案第70号 平成31年度金沢市発電事業特別会計予算      議案第71号 平成31年度金沢市工業用水道事業特別会計予算      議案第72号 平成31年度金沢市病院事業特別会計予算      議案第73号 平成31年度金沢市中央卸売市場事業特別会計予算      議案第74号 平成31年度金沢市下水道事業特別会計予算      議案第75号 平成31年度金沢市公設花き地方卸売市場事業特別会計予算      議案第76号 金沢市歴史的建築物の現状変更の規制及び保存のための措置に関する条例制定について      議案第77号 金沢市避難行動要支援者名簿に関する条例制定について      議案第78号 金沢市就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律に基づく幼保連携型認定こども園以外の認定こども園の認定の要件を定める条例制定について      議案第79号 金沢市における美しい眺望景観の形成に関する条例制定について      議案第80号 金沢市長土塀青少年交流センター条例制定について      議案第81号 金沢市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について      議案第82号 金沢市職員定数条例の一部改正について      議案第83号 金沢市の基金の設置及び管理に関する条例の一部改正について      議案第84号 金沢市手数料条例の一部改正について      議案第85号 金沢市公民館設置条例の一部改正について      議案第86号 金沢21世紀美術館条例及び金沢能楽美術館条例の一部改正について      議案第87号 金沢卯辰山工芸工房条例の一部改正について      議案第88号 金沢湯涌江戸村条例の一部改正について      議案第89号 金沢市歴史的観光施設及び観光駐車場条例の一部改正について      議案第90号 金沢市中央卸売市場業務条例の一部改正について      議案第91号 金沢市公設花き地方卸売市場業務条例の一部改正について      議案第92号 金沢市土地改良事業分担金等賦課徴収条例の一部改正について      議案第93号 金沢市におけるぽい捨て等のない快適で美しいまちづくりの推進に関する条例の一部改正について      議案第94号 金沢市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について      議案第95号 金沢市児童福祉法に基づく児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について      議案第96号 高齢者等の医療費の助成に関する条例及び子育て支援医療費助成に関する条例の一部改正について      議案第97号 金沢市国民健康保険条例の一部改正について      議案第98号 金沢市保健所及び福祉健康センター使用料等徴収条例等の一部改正について      議案第99号 金沢市廃棄物の減量化及び適正処理等に関する条例等の一部改正について      議案第100号 金澤町家の保全及び活用の推進に関する条例の一部改正について      議案第101号 金沢市自動車駐車場条例の一部改正について      議案第102号 金沢市定住の促進に関する条例の一部改正について      議案第103号 建築物の駐車施設に関する条例の一部改正について      議案第104号 金沢市建設発生土処理施設の管理に関する条例の一部改正について      議案第105号 金沢市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について      議案第106号 谷口吉郎・吉生記念金沢建築館指定管理者の指定について      議案第107号 金沢21世紀美術館及び金沢能楽美術館指定管理者の指定について      議案第108号 卯辰山公園健康交流センター千寿閣指定管理者の指定について      議案第109号 金沢市児童館の指定管理者の指定について      議案第110号 包括外部監査契約の締結について      議案第111号 平成30年度金沢市一般会計補正予算(第5号)      議案第112号 平成30年度金沢市営地方競馬事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第113号 平成30年度金沢市住宅団地建設事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第114号 平成30年度金沢市駐車場事業費特別会計補正予算(第1号)      議案第115号 平成30年度金沢市国民健康保険費特別会計補正予算(第1号)      議案第116号 平成30年度金沢市後期高齢者医療費特別会計補正予算(第1号)      議案第117号 平成30年度金沢市介護保険費特別会計補正予算(第1号)      議案第118号 平成30年度金沢市発電事業特別会計補正予算(第1号)      議案第119号 平成30年度金沢市病院事業特別会計補正予算(第1号)      議案第120号 平成30年度金沢市中央卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)      議案第121号 平成30年度金沢市下水道事業特別会計補正予算(第2号)      議案第122号 工事請負契約の締結について(金沢市立泉中学校屋内運動場改築工事)      議案第123号 財産の処分について      議案第124号 市道の路線認定について      議案第125号 市道の路線変更について                           (提案理由説明)-----------------------------------◯本日の会議に付した事件  議事日程(第1号)に同じ-----------------------------------     午前10時2分 開議 △開議 ○清水邦彦議長 ただいまから平成30年度定例金沢市議会を再開し、3月定例月議会を開きます。 本日の出席議員数は、ただいまのところ37名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~会議録署名議員の指名 ○清水邦彦議長 今定例月議会における会議録署名議員の指名を行います。 17番  高岩勝人議員 18番  野本正人議員 19番  久保洋子議員以上、3名の方々を指名いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △会議期間 ○清水邦彦議長 次に、今定例月議会の会議期間は、本日から3月22日までの22日間といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告 ○清水邦彦議長 次に、地方自治法第121条第1項の規定により今定例月議会に説明のため出席を求めた者は、お手元に配付のとおりであります。     〔説明員の氏名は本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~天皇陛下御即位30年の賀詞の奉呈 ○清水邦彦議長 これより、日程第1天皇陛下御即位30年の賀詞の奉呈を議題といたします。 本市議会は、慶祝の意を表するため、天皇陛下に対しまして、議会の議決をもって賀詞を奉呈することとし、その文案については議長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○清水邦彦議長 御異議なしと認めます。 よって、以上のとおり決しました。 議長において、起草いたしました賀詞を朗読いたします。 天皇陛下におかせられましては、本年、御即位30年をお迎えになられ、まことに慶賀にたえないところであります。 天皇陛下、皇后陛下の万歳をことほぎ、ここに金沢市議会は、市民とともに謹んでお祝いを申し上げます。                           平成31年3月1日                              金沢市議会 以上のとおりであります。 この賀詞の奉呈につきましては、議長に御一任願います。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○清水邦彦議長 次に、日程第2議案第57号平成31年度金沢市一般会計予算ないし議案第125号市道の路線変更について、以上の議案69件を一括して議題といたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~提案理由の説明 ○清水邦彦議長 市長から提案理由の説明を求めます。 山野市長。     〔山野之義市長登壇〕 ◎山野之義市長 本日、ここに平成30年度金沢市議会3月定例月議会が開かれますに当たり、市政に対する所信の一端と提出議案の大要について御説明を申し上げ、各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 それに先立ち、ただいま本議場におきまして、天皇陛下御即位30年の賀詞の奉呈が決議されました。長年にわたり、我が国の安寧と国民の幸せを常に願われ、御公務に精励されてこられた陛下に対しまして、改めて、金沢市長といたしましても、心から慶祝の意を表したいと存じます。 さて、市政は今、大きな転換期にあり、平成の時代から、その先の新しい元号の時代へと移り変わる中で、金沢市制施行130周年の節目の年に当たるなど、まさにエポックを画する時期を迎えております。 折しも、視線を世界に転じると、各地で押し寄せるポピュリズムの波や自国第一主義、排外主義の広がりが世界の平和と安定に深刻なリスクをもたらし、米中の覇権争いや英国のEU離脱、米朝の非核化協議、日韓関係の悪化、中東・南米地域の混乱等の問題が顕在化するなど、緊張の度が増しているのであります。 こうした時代にあって、大切なことは、多様な価値観を認め合う寛容さを持つことであり、偏狭な利己主義から脱却し、より長期的、大局的視点に立って、人類全ての利益を希求していくことではないでしょうか。その上で、ポピュリズムに正面から冷静に向き合うとともに、世界の繁栄に向けて、人権の尊重や法による支配といった普遍的価値に基づく、安定的な国際秩序の再構築が早期に図られることを心から願う次第であります。 翻って、我が国においても、少子高齢化による人口減少が進む中で、制度疲労が指摘されて久しい社会経済システムの改革が遅々として進まず、一方で、巨額に上る債務残高の増嵩や経済成長率の長期低迷、厳しさを増す安全保障環境など、難しい課題が山積しております。 加えて、権利意識の偏重や経済格差の拡大など、戦後社会における負の側面が人々の生き方にまで影響を及ぼし、他者への思いやりや、損得を超えた価値観、公徳心など、日本人の誇るべき美徳が次第に失われつつあることを少なからず憂慮する次第であります。 こうした中で、私たちは、いま一度原点に立ち返り、みずからの立ち位置とアイデンティティーを見つめ直し、進むべき針路を主体的に見出していくとともに、名実ともに世界から信頼され、尊敬される国家となるよう、力の限りを尽くしてまいらねばなりません。 本市といたしましても、このことに意を用いながら、新しい時代にふさわしい、希望に満ちた、魅力と活力あふれる金沢を目指し、挑戦を続けていきたいと考えており、まちが活気づいているこの機を逃さず、次の一手を確実に打ちながら、交流拠点都市の実現に向けた重点戦略計画の推進を加速させてまいりたいと存じます。 さて、平成の先の時代に、このまちがさらに飛躍していく鍵は、何といっても次代を担うたくましく心豊かな子どもたちを力強く育んでいくことであります。とりわけ、児童虐待などの痛ましい事件が相次ぐ中で、各家庭での子育てはもちろんのこと、社会全体で子どもたちを守り育ててまいらねばなりません。 このため、福祉局に、新たにこども未来部を設置し、子育て支援の充実や幼児教育の推進に努めるとともに、貧困対策や児童虐待防止対策などの充実強化を図ってまいりたいと考えております。 すなわち、経済的に厳しい家庭に育つ子どもの状況を一刻も早く打開するため、先般策定した子どもの貧困対策基本計画の実践に努めることとし、困難を抱える子どもを早期に発見するための、子どもソーシャルワーカーの配置や、子どもの学びと育ちを支援する仕組みづくり生活保護世帯ひとり親家庭等の生活基盤の安定などに取り組んでまいりたいと存じます。 ところで、そうした子どもの見守りを初め、安全で安心な福祉健康社会の構築や地球環境の保全、防災・防犯対策など重要課題の解決、前進には、地域コミュニティーの醸成、充実と市民協働の促進が不可欠であります。地域における住民同士のきずなが失われつつあると言われる今日、支え合う地域社会の実現に向けて、市民活動サポートセンターの機能強化や地域コミュニティ活性化推進計画の実践に、市民の皆様と力を合わせて取り組んでまいりますとともに、石川中央都市圏の4市2町を初めとする近隣自治体や友好都市とのさらなる連携にも鋭意努めてまいりたいと存じます。 ところで、地域経済の活力は、本市が持続的に発展していくための原動力であり、第4次産業革命による産業構造の世界的な変化に的確に対応していかなければなりません。 このため、国の内外から、人、モノ、情報等を呼び込み、その交流と刺激によって新しい価値の創造を目指す本市の交流拠点都市構想に基づき、新たな産業やビジネスモデルイノベーション等の拠点となる価値創造拠点を、今般、旧野町小学校を活用して設置したいと考えております。 加えて、クリエータープログラマー等の誘致を初め、AIやIoT企業の集積を図る金沢AIビレッジの形成等に全力を尽くしてまいりますほか、生産性の向上や働き方改革にも全力で取り組んでまいりたいと存じます。 さて、先輩方が築き上げた文化を守り、一層磨きをかけていくことは、本市のまちづくりの基本であり、これにさらなる魅力をつけ加え、後代に継承、発展させてまいらねばなりません。 このため、伝統文化等の保存、育成はもとより、新しい文化としてのスポーツ文化の推進や建築文化の発信等に力を入れたいと考えており、本市文化の厚みを増してまいりたいと存じます。 すなわち、城北市民運動公園において、Jリーグ基準を満たす1万人収容の市民サッカー場の再整備や、市民野球場の人工芝化を進めてまいりたいと考えておりますほか、金沢南総合運動公園では球技場等の再整備に拍車をかけてまいりたいと存じます。あわせて、金沢文化スポーツコミッションによるスポーツイベント等の誘致や金沢マラソンの開催など、ハード、ソフト両面から施策を強力に推し進め、まちの元気につなげてまいります。 また、かねて整備を進めてきた谷口吉郎・吉生記念金沢建築館が、この夏にオープンいたしますことから、この施設を拠点に、本市の質の高い建築文化を広く国の内外に発信していく所存であります。 重ねて、市政は重要な局面を迎えております。変化の早い時代だからこそ、まちづくりに対する揺るぎない信念を持つとともに、未来に向けて、今なさねばならない事柄を着実に実行に移し、守るべきものは守り、変えるべきものは大胆に刷新していく必要があります。私を初め職員一丸となり、新たな時代を全力で切り開いてまいりたいと存じますので、各位並びに市民の皆様の御支援、御協力をお願い申し上げます。 さて、平成31年度の当初予算案でありますが、市税収入が増加傾向にある一方で、少子高齢社会における社会保障費老朽インフラの再整備等への対応から、引き続き、厳しい財政環境下での編成を余儀なくされました。 このため、施策の重点化を初め、事業の年度間調整や基金の活用などに工夫を凝らしながら、必要な施策の積極的な予算化に努めるとともに、中期財政計画長期財政フレーム公共施設等総合管理計画などの着実な実践を通じ、これまで以上に中長期を見据えた財政運営にも心がけ、平成31年度の当初予算を「新たな時代を拓き 明日の交流拠点都市を築く 重点戦略予算」として編成した次第であります。 この結果、予算の規模は、前年度に比べ、一般会計で実質3.2%増の1,721億円、全会計では実質2.3%増の3,303億1,879万7,000円となりました。 以下、施策の大要につきまして、順次、御説明を申し上げます。 第1の重点は、「活力あるまちづくり」であります。 我が国経済は、緩やかな回復基調が続いているものの、米中の貿易摩擦や英国のEU離脱の影響等への懸念から、先行き不透明感が漂っております。 このため、補正予算も含め一般会計で前年度を11.6%上回る285億円の公共事業規模を確保するとともに、国に呼応して、この10月に予定される消費税率のアップに対応するためのプレミアム付き商品券を発行いたしますほか、中小企業向けの制度融資の時限緩和措置を延長するなど、地域経済の活性化に、引き続き、なし得る最善を尽くしてまいりたいと考えております。 また、2021年春の開設を目指し、さきに述べた価値創造拠点の整備に向けた基本設計に着手いたしますとともに、ITビジネスプラザ武蔵に、新たな産業の創出に欠かせないプログラミング教育等の活動拠点を設置することとし、児童・生徒を対象としたハイレベルなクリエーターの養成や、成長産業として期待されるeスポーツに携わる人材の育成などに取り組んでまいりたいと存じます。 さらに、最新技術を導入することにより業務の自動化を図る中小企業等に対し、支援してまいりますほか、働きやすい職場づくりを進める企業にアドバイザーを派遣するなど、生産性の向上や働き方改革の推進に全力を尽くしてまいります。 加えて、先月、産業用電子部品メーカー金沢テクノパークへの進出が決まるなど、企業の進出意欲が高まっておりますことから、この機を逸することなく、安原異業種工業団地いなほ工業団地の拡張整備に着手したいと考えており、2020年度中の予約及び分譲開始を目指し、基本設計に取り組んでまいります。 また、産業構造が大きく変化する中で、市内中小企業持続的成長に向けた支援のあり方等を検討するための懇話会を立ち上げることとしておりますほか、リニア中央新幹線の開業による人の流れやビジネスの変化を想定し、今後、本市として取り組むべき対策等について、調査、研究を始めてまいりたいと考えております。 一方、観光の面では、イタリアを初めとする欧米富裕層をターゲットとしたプロモーション活動を強化してまいりますとともに、夜の観光素材を生かした外国人の滞在型観光の充実や修学旅行に対する新たな助成制度の創設、コンベンションの開催助成の拡充等を通じて、さらなる誘客の促進に努めてまいりたいと存じます。 なお、宿泊税についてでありますが、特別徴収義務者である宿泊事業者に対する交付金を小規模事業者に配慮した制度とするなど、来月からの円滑な導入に向けて準備に万全を期すこととしておりますほか、文化ホールに隣接する観光バス乗降スペースの設置やまちなかにおける憩いの空間整備、公衆無線LAN提供エリアの拡大、新しいまちのりの構築、さらには、宿泊施設が実施する利便性向上のための施設改修や住民との交流イベント等の開催に対する支援、伝統文化を実演するナイトシアターの定期的な開催などに活用していきたいと考えており、市民生活と調和した持続可能な観光の振興を目指してまいります。 また、移住、定住の促進でありますが、都市計画マスタープランの改定を踏まえ、住宅取得に対する新たな奨励金制度を創設し、まちなか等に加え、居住誘導区域への誘導を図りたいと考えており、そのための条例案を今回お諮りした次第であります。 一方、農林水産業の振興では、加賀野菜を初めとする金沢産農産物のブランド戦略を再構築し、販路の拡大を目指してまいりますほか、海の幸の魅力アップに向けて、金沢メギスのブランド化を推進するとともに、今後の森林環境税の導入を見据え、森林経営管理システムの構築等に着手してまいります。 また、老朽化が進む中央卸売市場でありますが、検討会の議論も踏まえ、公設を維持し花卉部門を編入の上、現在地において建てかえを進めたいと考えており、必要となる規模やエリア周辺に求められる機能、民間活力の導入等について、調査、検討を行ってまいります。 加えて、県・市共同で運営する石川県金沢食肉流通センターにつきましても、昨今の物流形態の変化等を踏まえ、有識者等による検討会を設置し、施設の今後のあり方を議論していくことといたしました。 次いで、都市の発展基盤の整備であります。 まずは、北陸新幹線の敦賀延伸に向けて、関係自治体等と連携し、早期整備を目指してまいりますとともに、金沢駅西広場では、安全で快適な歩行環境を目指し、シェルター等の建設工事を本格化してまいります。 また、近く、金沢駅武蔵南地区の市街地再開発ビルの建設工事が始まりますことから、整備が進む近江町市場の複合商業施設とあわせ、支援を行ってまいりますほか、再開発を目指す片町四番組の海側地区において、事業協力者が近く決定する見込みとなっておりますので、組合の設立に向けて、引き続き支援してまいりたいと存じます。 さらに、交通ネットワークの強化でありますが、新しい交通システムの導入につきましては、金沢駅東西接続ルートの検討などを行ってまいりますとともに、公共交通の利用促進に向けて、整備が本格化する森本駅東広場のパーク・アンド・ライド駐車場の実施設計に着手してまいりたいと存じます。 また、外環状道路海側幹線の4期区間では、千田高架橋の上部工に着手するなど、整備を本格化いたしますほか、国が整備する山側幹線では、神谷内・金沢森本インター間の4車線化に向けて、月浦トンネルの整備が順調に進んでいるところであります。 他方、金沢港につきましては、県と連携し、無量寺岸壁の改良やクルーズターミナル等の整備を進めてまいりますとともに、金石・大野地区の特性を生かした活性化策の実施に取り組むほか、新たに、大規模災害時における物資の調達手法等について検討を行うこととしております。 なお、移転が予定される日本銀行金沢支店の跡地につきましては、中心市街地のにぎわいにつながる活用策が望まれますことから、関係者等の動向に深い関心を寄せながら、市としての関与のあり方を研究してまいりたいと存じます。 第2の重点は、「個性が輝く魅力づくり」であります。 まずは、スポーツ文化の推進でありますが、さきに述べた市民サッカー場等の整備に加え、来月7日には、城北市民運動公園内で屋内交流広場がオープンいたします。 また、新たに、文化・スポーツ活動に熱心に取り組む高校生に対する奨学金制度や障害者スポーツ団体に対する支援制度を創設することとした次第であり、スポーツ活動への支援の強化に努めてまいりたいと存じます。 さらに、5回目となる金沢マラソンでは、新たに、ふるさと納税ランナー枠とチャリティーランナー枠を設定するとともに、参加定員を1,000人増員することとした次第であり、より魅力的な大会となるよう、準備に万全を期してまいります。 一方、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンの取り組みでは、フランスの水泳連盟に続き、ウエイトリフティング連盟の事前合宿が正式に決まりましたので、受け入れ体制の一層の充実を目指し、合宿をサポートするボランティアの養成に取り組んでまいりますほか、金沢文化スポーツコミッションでは、誘致した大会等に合わせ、文化とスポーツの交流イベントを開催するなど、さらなる誘致につなげることとしております。 文化面では、本市の芸術文化の発信拠点となる金沢歌劇座のあるべき姿について検討を進めてまいりますとともに、アートホールの大規模改修に向けた実施設計に着手いたしますほか、くらしの博物館では、拡張現実技術--ARを活用したアプリを導入し、展示機能を強化するなど、施設の魅力向上に努めてまいりたいと存じます。 また、金沢21世紀美術館では、混雑の緩和と来館者の利便性の向上を図るため、館内スタッフの増員やコンシェルジュの配置等を行いますとともに、これにあわせ、コレクション展の観覧料金を見直す条例案を今回お諮りしておりますほか、総合受付等を充実するための大規模な改修を行いたいと考えており、12月中旬から2カ月間程度、休館することとなりますので、御協力をお願い申し上げます。 一方、県と連携しながら、明年夏の東京国立近代美術館工芸館のオープンに向け、整備を進めてまいりますとともに、卯辰山工芸工房の11月の完成を目指し、リニューアル工事を本格化してまいります。加えて、本市の工芸を海外へ発信するための英訳ガイドラインの作成や、伝統工芸品産業の次期アクションプランの策定にも取り組んでまいりたいと存じます。 また、先般、市文化財保護審議会から、加賀八家本多家ゆかりの屋敷、松風閣を市文化財に指定すべきとの答申がありましたので、これを機に、歴史文化資産の保全・活用に一層力を入れてまいりますほか、この秋の公開を目指し、市指定文化財、旧平尾家住宅の金沢湯涌江戸村への移築整備を進めてまいりますとともに、加越国境に位置する高峠城跡等の国史跡への追加指定を目指してまいりります。 さらに、文化の継承等に寄与した企業や団体の活動に対する表彰制度を創設するとともに、全国学生大茶会を開催するなど、文化を担う人材の育成に努めてまいりますほか、全国の高校生を対象とした和食料理コンテストの開催や、若手料理人の開業支援など、和食文化の継承、発展にも力を注いでまいりたいと存じます。 他方、イタリア・ミラノにおいて、加賀宝生の披露等による文化交流事業を実施いたしますとともに、芸妓の技能向上や茶屋の改修等に対する支援策を充実するなど、伝統芸能等の保存、継承に取り組んでまいります。 次に、景観の保全についてでありますが、金沢らしい美しい眺望景観を創出するため、略称眺望景観形成条例の制定を今回お諮りいたしましたほか、これに基づき、修景整備に対する支援制度を創設することとしております。 また、白鳥路や尾山神社等の照明設備を整備するなど、夜間景観の創出にも積極的に取り組んでまいりたいと存じます。 加えて、寺町台の旧鶴来街道の無電柱化工事に着手いたしますとともに、卯辰山公園では、今月30日に、新たな眺望スポットとなる眺望の丘が開園いたしますので、さらなる魅力の向上を目指し、もみじ等の植樹や花菖蒲園等のライトアップに取り組んでまいります。 さらに、金澤町家につきましては、保全・活用に向けて、解体時等の事前届け出の義務化や改修時の法的制限の一部緩和を行ってまいりたいと考えており、そのための条例案を今回お諮りしておりますほか、宿泊施設への再生・活用を促進するための支援制度を創設することといたしました。 一方、金沢美術工芸大学でありますが、金沢大学工学部跡地への移転を目指し、実施設計に着手するとともに、内外の一線で活躍する卒業生によるシンポジウムを開催するなど、移転機運の醸成に努めてまいりたいと存じます。 第3の重点は、「未来を育む人づくり」であります。 未来を担う健全な子どもを育んでいくため、さきに述べた子どもの貧困対策等に加え、ひとり親家庭に対する児童クラブ利用料の軽減措置の拡大や、おたふく風邪に対する予防接種助成制度の創設などを行いますほか、子育て支援策の充実に向けて、新たな子育て夢プランの策定に着手してまいりたいと存じます。 また、国と歩調を合わせ、10月からの幼児教育や保育の無償化に取り組んでまいりますとともに、保育需要の増加に対応するため、保育所等の増改築や、保育士用宿舎の借上料及び保育業務補助者の配置など、保育人材の確保に対する支援に努めてまいります。 さらに、幼児教育の重要性が高まる中で、今月4日には、東京大学との間で、幼児教育の推進・研究等に関する連携協定の締結を行い、専門的な見地から助言、指導をいただくこととしておりますほか、小学校との連携強化や保育士等の研修の拠点となる仮称幼児教育センターの開設を目指し、準備を進めてまいりたいと存じます。 また、児童虐待の防止につきましては、現在、国において法改正を視野に検討が進められているところであり、市といたしましても、専門職員を増員するなど相談体制の充実を図ることとしておりますほか、先月には、石川県警との間で、児童虐待の情報共有等に関する協定を締結した次第であります。 一方、学校教育についてでありますが、新学習指導要領に対応した金沢ベーシックカリキュラムの作成に取り組んでまいりますほか、中央地区の小学校や玉川こども図書館等の整備に向けて、実施設計に着手することとしており、2022年3月の完成を目指してまいります。それに伴い、今月末で玉川こども図書館を休館し、施設の解体に着手するとともに、児童の読書環境を維持するため、来月下旬に、玉川図書館内に子ども読書コーナーを新設するほか、泉野図書館や海みらい図書館においても児童図書の充実に努めてまいります。 一方、児童数の増加が見込まれる田上小学校につきましては、同校下内に、新たな小学校を建設する必要がありますことから、そのための基本設計に早急に着手してまいりたいと考えておりますほか、浅野川小学校と大徳小学校では、暫定校舎の整備に取り組んでまいります。 加えて、犀桜小学校の新校舎の建設に向けて、実施設計に着手いたしますとともに、小中学校のエアコン整備では、2020年度設置予定の小学校26校の実施設計を前倒しすることとしておりますほか、老朽化が進む市内の共同調理場の再編について、有識者等から成る懇話会を設置し、検討を進めてまいります。 このほか、森山町小学校の改築や泉中学校体育館の建設など、教育施設等の整備が本格化いたしますので、教育総務課に教育施設等整備室を設置し、計画的な整備に努めてまいりたいと存じます。 また、生涯学習の推進に向けて、学校、家庭、地域の連携による地域学校協働活動の実施校区を拡大いたしますほか、長土塀青少年交流センターが7月にオープンいたしますので、次代を担う人材の育成に取り組み、青少年教育のさらなる充実を期してまいります。 さらに、四十万公民館の建設工事に着手いたしますほか、キゴ山ふれあい研修センターでは、国立天文台やJAXAと連携し、人工衛星のアイデアコンテストの開催などに取り組むこととしております。 第4の重点は、「安全で安心なくらしづくり」であります。 誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指し、市社会福祉協議会のボランティアセンターでは、市民活動を促すためのポイント制度の導入や、ボランティアと支援が必要な方とのマッチング機能の強化を図ってまいりますとともに、支え合い活動を担うコーディネーターを地区社会福祉協議会に配置することとしております。 また、お年寄りへの支援では、長寿安心プランに基づき、地域密着型特別養護老人ホーム等の建設を支援してまいりますとともに、超高齢社会を見据え、地域包括支援センターの機能等のあり方について検討を始めることといたしました。 さらに、障害のある方への施策では、障害児に対する支援体制の強化に向けて、通所支援事業所間の連絡会を開催してまいりますとともに、手話奉仕員や手話通訳者の養成研修を充実いたしますほか、アウトサイダーアートの作品展示をふらっとバス全車に拡大してまいります。 また、市民の健康づくりや介護予防の拠点となる泉野福祉健康センターの改築に向けて、実施設計に着手いたしますほか、金沢健康プラザ大手町の改築を目指し、基本構想の策定に取り組んでまいりますとともに、来月には、総合健康センターと福祉サービス公社を統合し、新たに金沢健康福祉財団を設立することとしております。 さらに、健康増進法や食品衛生法の改正に伴い、受動喫煙防止対策やHACCPに基づく衛生管理指導の強化に取り組みますとともに、市立病院では、引き続き、必要な機能を整理しながら、再整備等のあり方について検討を進めてまいります。 なお、国民健康保険料につきましては、県が示す標準保険料率が基本となるものの、基金を活用し、引き上げ率を極力抑制しておりますほか、介護保険料につきましても、市民生活への影響に十分配慮し、低所得者層に対する軽減措置を拡大した次第であり、御理解を賜りたいと存じます。 ところで、北海道で地震が相次ぐなど、各地で大規模な自然災害が多発する中で、災害対策は喫緊の課題であります。 このため、第二本庁舎における危機管理センターの開設に向けて、防災情報システムの整備を本格化いたしますとともに、拠点避難所でのWi-Fi環境の整備や多言語による防災ホームページ等の構築に着手するなど、情報伝達体制の充実に努めることとしておりますほか、総合治水対策実施計画に基づき、河川の改修及び雨水幹線の整備や洪水ハザードマップの作成を急いでまいりたいと存じます。 あわせて、災害時において、迅速な避難が困難な高齢者等の名簿の提供等を促進するための条例案を今回お諮りした次第であります。 さらに、消防・救急体制の強化を目指し、来月より、2市2町による新たな高機能消防指令システムの運用を開始するとともに、12月には、中央消防署小立野出張所の移転整備や金石消防署三和出張所への救急隊の配置を完了することとしております。 一方、地球温暖化への対応でありますが、指定ごみ袋収集制度の開始により、ごみ量に大きな削減効果が見受けられますことから、これを機に、電気式生ごみ処理機の購入に対する助成制度を拡充するとともに、食品ロスの削減に向けた飲食店等によるフードシェアリングモデル事業の実施や、フードドライブ受付窓口の拡大などに取り組み、さらなる減量化、資源化の促進に取り組んでまいります。 また、次期廃棄物埋立場の整備が順調に進んでおりますことから、明年度末の完成を目指すこととしておりますほか、本年度実施したごみ組成調査の結果を踏まえ、次期ごみ処理基本計画の策定に着手したいと考えており、将来世代のさらなる負担軽減を目指し、効率的なごみ処理体制のあり方を検討してまいりたいと存じます。 さらに、学校やスポーツ施設等の照明を計画的にLED化するための調査に着手するとともに、環境学習の場ともなるホタルの里を湯涌温泉玉泉湖で整備してまいります。 第5の重点は、「協働と連携の絆づくり」であります。 地域コミュニティ活性化推進計画の実践に向けて、スマホ世代の若者の町会活動への参加を促すための地域活動発信アプリの導入を支援してまいりますとともに、モデル校下において、町会等の地域団体の連携による運営体制づくりに取り組むこととしておりますほか、災害時における看護学生と連携した救護体制の構築や、大学等と連携した外国人との交流活動の実施などにも取り組んでまいりたいと存じます。 また、旧町名の復活では、先般、地元の協議がまとまり、観音町の5月の復活を目指すこととなりましたので、これを積極的に支援することとしており、金石新町、金石今町、金石海禅寺町につきましては、審議会の答申を経た上で、6月定例月議会に町名変更議案をお諮りすることができたらと考えております。 一方、先般、ユネスコ創造都市の認定10周年を記念し、国内初となるユネスコ創造都市ネットワークの分野別会議が、本市で、この10月に開催されることが決まりましたので、準備に万全を期してまいります。 また、石川中央都市圏の取り組みでは、将来に向けた行政コストの削減を目指し、公共施設保有量の最適化等に取り組んでまいりますとともに、スポーツを通じた住民交流や、スポーツ施設の相互利用等について検討を進めますほか、上下水道事業では、維持管理業務の共同化を進めてまいりたいと存じます。 さらに、東京都文京区との8月の交流協定の締結を目指し、今月4日に、経済界等との文化交流懇談会を開催いたしますとともに、富山市と連携し、富裕層向けの観光プログラムの造成や高齢者緊急シェルターの相互受け入れに取り組むこととしております。また、近く、金沢21世紀美術館及び金沢美術工芸大学と、珠洲市の奥能登国際芸術祭実行委員会との間で、連携協定を締結することとしており、イベント等を通じた芸術交流を行うなど、幅広い分野で都市間交流を進めてまいります。 一方、第7次行政改革大綱が先月末にまとまりましたので、この着実な実践により、効率的で質の高い市政を目指してまいりたいと考えており、AI等の技術を活用した事務自動化システムの導入や、民間活力の導入を推進するためのアウトソーシング推進計画の策定に取り組むことといたしました。 また、企業局関連では、自由化が進むガス事業及び発電事業の中長期的な展望を見据え、検討委員会を設置し、今後の経営形態のあり方を検討してまいります。 さらに、第二本庁舎の建設工事を本格化いたしますとともに、次期基幹情報システムの構築を急いでまいりますほか、文化やスポーツを生かしたまちづくりや、子ども施策の充実に向けた教育・福祉施設等の再整備を一層推進するため、既存の基金を改編し、文化スポーツ施設再整備積立基金及び教育福祉施設等再整備積立基金を創設することといたしました。 また、金沢版ふるさと納税制度につきましては、食文化やスポーツ文化に関する謝礼品を追加したいと考えており、金沢の魅力発信及び文化の人づくりに資してまいりたいと存じます。 加えて、市制施行130周年を迎えますので、記念式典を初めとした、多彩な記念事業を展開することといたしております。 以上が、平成31年度の当初予算案の大要でございます。このほか、条例案では、さきに述べた金沢市における美しい眺望景観の形成に関する条例の制定など30件、その他議案として5件をお諮りしております。 次に、あわせて上程した平成30年度の最終補正予算案でありますが、国の経済対策等に呼応した公共事業の前倒し経費のほか、各種事業費等の精算が主なる内容で、全会計の補正額は73億9,923万1,000円となりました。 まず、土木関係でありますが、土清水・上辰巳線の道路新設改良費や河川改修費を前倒しいたしますほか、経済・農林水産関係では、プレミアム付き商品券の発行準備に係る経費を追加いたしますとともに、中心経営体が導入する農業用機械等の導入を支援してまいります。 保健関係では、子育て支援医療助成費や高齢者インフルエンザ予防接種費を追加いたしますとともに、教育関係では、小中学校の大規模改修に取り組んでまいります。 一方、都市政策関係では、金沢港無量寺岸壁の整備に対する建設負担金を追加したほか、森本駅東広場にパーク・アンド・ライド駐車場を整備するための用地取得費を計上しております。 このほか、中期財政計画に基づく市債の繰上償還費を前倒し計上いたしました。 予算以外の議案では、泉中学校屋内運動場改築工事に係る建築工事の請負契約の締結など4件をお諮りしたほか、損害賠償の額の決定に係る専決処分1件を報告しております。 国が先ごろ発表した人口移動報告によると、東京圏への一極集中が引き続き拡大しているとされており、地方創生は待ったなしの課題であります。 そのためにも、地方創生と表裏一体の課題である権限や財源の地方への大幅な移譲を行うなど、地方分権改革を一層推進することが焦眉の急であり、地方がそれぞれの発展を競い合いながら、総合力で我が国を再浮上させていかなければなりません。引き続き、地方が求める真の分権改革を国に強く働きかけてまいりますとともに、地方みずからも自主、自立の気概を持ちながら、資質、能力の向上に努めてまいりたいと存じます。 何とぞ、各位並びに市民の皆様の御鞭撻と御支援を切望いたしますとともに、提出議案に対し、適切なる御決議を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明を終えさせていただきます。 ○清水邦彦議長 提案理由の説明は終わりました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △諸報告 ○清水邦彦議長 この際、御報告いたします。 地方自治法第180条第2項の規定により、議会の委任による専決処分については、報告第39号をもって報告されておりますことをお知らせいたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    △休会について ○清水邦彦議長 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 あす2日から10日までは議案調査のため休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○清水邦彦議長 御異議なしと認めます。 よって、この際、御通知申し上げます。 次の本会議は、11日午前10時から開きます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △散会 ○清水邦彦議長 本日はこれにて散会いたします。     午前10時52分 散会-----------------------------------  〔参照〕-----------------------------------                (写)                           発金議議調第175号                           平成31年2月22日                           (2019年)  金沢市長 山野之義様                       金沢市議会議長 清水邦彦           議場への出席要求について 地方自治法第121条第1項の規定により、平成30年度金沢市議会3月定例月議会に説明のため貴職及び次の者の出席を求めます。副市長       丸口邦雄       副市長       細田大造教育長       野口 弘       公営企業管理者   桶川秀志都市政策局長    松田滋人       総務局長      太田敏明文化スポーツ局長  嶋浦雄峰       経済局長      吉田康敏農林水産局長    山田 裕       市民局長      長谷進一福祉局長      山田啓之       保健局長      西川和昭環境局長      佐久間 悟      都市整備局長    木谷弘司土木局長      磯部康司       危機管理監     古 一之会計管理者     中村弘志       消防局長      清瀬 守市立病院事務局長  西尾昭浩       財政課長      村角薫明...